【2023年7月定例会】 AIベンチャー特集1

7月度の定例会が2023年7月15日に開催されました。5月に引き続き今年度2回目の公開講座となり、会員とゲストの方を含め58名の方に労働プラザにご来場いただきました。

講演1)ChatGPT活用の最新事情

話題のChatGPTの活用方法について、株式会社エクサウィザーズ 執行役員 前川知也氏より、ご講演を頂きました。ChatGPTの活用において重要となるプロンプトエンジニアリングの勘所や、業務プロセスにおける効果的な活用シーン等をご説明頂きました。ChatGPTに積極的な企業でも、ChatGPTの特徴を把握しその良さを活かす一方で、禁止事項を定めるなど様々な対応をとり導入を進めている、とのことでした。

講演2)メタバース・VR・AI~最新テクノロジーの活用動向

VRを使ったメタバースについて、導入事例を株式会社MATRIX 日本法人部マネージャー 島良祐氏よりご説明頂きました。海外のゲーム系の大手メタバースに対し、国内での興味深い事例として、様々な事業化済みのメタバース活用法をご紹介いただきました。海外旅行の疑似体験ができるメタバースは外出する機会の少ない高齢者施設のお客様に好評とのことで、島氏もメタバースは「使い方はあなた次第、アイデア次第」とおっしゃっており、今後も活用範囲の拡大が期待できる印象を受けました。

講演3)人事・経営層必見!Chat GPT AIコーチの革新

人事系のChatGPTの活用事例として、株式会社リフレクト 代表取締役 三好 淳一氏より、ご講演頂きました。企業の新入社員の採用の場面では、学生もAIを活用して応募資料を作成するのに対し、企業もその評価にAIを活用するケースも存在するなど、当該分野ではAIの導入が進んでいるようです。そのような中、具体例としてChatGPTをベースとしたAIコーチを紹介いただきました。対人のカウンセラーに比べ、いつでも即答でアドバイスが得られることが大きなメリットですが、コーチングの内容がある論調に偏ることなく多角的なアドバイスを得られる点が良いとの意見もあり、同サービスを利用している会員もいるとのことでした。

今回の公開講座は多くの方から申し込みを頂き、会員以外の受付は募集から4日で締め切ることとなりました。一部の方は、参加をご検討されている間に急な締め切りとなり、申し訳ございませんでした。今年度は、時期は未定ですが、あと1回の公開講座を検討しておりますので、次回のご参加をお待ちしております。

次回の定例会情報はhttps://aibizlabo.com/meetingに記載されています。みなさまのご参加をお待ちしております。

文責:野網会員