【2024年4月定例会】伝統工芸DX特集

2024年度最初の定例会が、2024年4月20日にかながわ県民センターにて開催され、2名の体験入会の方も含めて23名の方にお集まりいただきました。

講演1)2024年 AIビジネス研究会のオープン共創戦略

2024年度のAIビジネス研究会のスタートに際し、小泉代表より2019年からの研究会の活動を振り返りつつ、今年の展望を紹介させていただきました。生成AIの普及が進み、働き方や日常生活が大きく変わる近未来が想定される中、ChatGPTの利用方法の確立、アウトプットの機会提供によるスキルの向上、他の団体とのオープン共創を推進する基本方針を掲げ、研究会のさらなる発展に向けた取り組みを説明いたしました。

ワークショップ1)日本の伝統アートに触れ、感性を磨く

株式会社和える 東日本事業部長の森様より、博多人形の歴史や製作方法についてご説明いただきました。瓦職人が土人形を作ったことが始まりとされ、着物を着た女性の「美人もの」だけでなく、力強い男性を描いた「歌舞伎役者」も存在し、幅広い表現力が博多人形の魅力とのご説明を頂きました。その後、博多人形商工業協同組合理事の下川様の指導のもと、実際に博多人形の絵付け体験を行いました。色の配色を考えながら、絵具を使った絵付け作業に挑戦しました。今回の人形は比較的絵付けしやすいものでしたが、筆を持つのは学生時代以来という参加者も多く、一生懸命取り組む姿が見られました。

演習1)博多人形 のミライを一緒に考えよう!

参加者は5班に分かれ、博多人形の価値についてディスカッションしました。人形だけでなく、ペットや生け花、アロマ機能付き花瓶など、新たな機能を付加するアイデアが多数挙がりました。
今年度の方針であるオープン共創として博多人形を題材とし、和える様と共同で企画いたしましたが、AIとは対極にある伝統工芸に興味を持った方もおり、森様よりご紹介いただきました第74回新作博多人形作品展に行ってみたいとの声もありました。


次回の5月も共創によるリアル開催となります。詳しくは、今後の予定(https://aibizlabo.com/meeting)に記載しております。またのご参加をお待ちしております。
文責:野網会員