【令和3年度 理論政策更新研修】AI時代に中小企業診断士が作る世界観

2021年7月10(土)13:00~17:30に(一社)神奈川中小企業診断協会が主催する令和3年度第1回理論政策更新研修「総合テーマ:デジタル化社会における中小企業診断士の役割」以下3つの講演の中で、AIビジネス研究会の小泉代表が最終枠を担当いたしました。

2つの講演後、当会の小泉代表が登場し、前半2講演の総括をしつつ、AIビジネス研究会と自己紹介をする形で講演はスタートしました。ここで会場の目が釘付けになることが発生しました。


小泉代表から、「今日は、中小企業の社長 と 経営企画室長 と 中小企業診断士の小泉の3人がゴルフの18ホールを回るという設定にします」と言うと、上着を脱いで帽子をかぶり、左手に手袋をつけ始めました。会場が何事か?という雰囲気になる中、「AIについて1ホール1テーマで、社長が小泉代表から話を聞く形で進めていく」ことが説明され、社長役の松井(当会会員)と経営企画室長役の宇野(当会会員)が紹介されました。このあたりで、会場の方も状況を飲み込めたようです。

前半の1~5ホール目では、「AIとは?」と題してシンギュラリティとはから始まり、第3時AIブーム以降のAIの発展によってさまざまなことが可能となっていることを説明しました。
6~9ホール目では、「AI×DX」として、海外の事例を動画も含めて紹介しながら、ビジネスとしてのAI活用状況について説明しました。

後半に入ると、中小企業診断士に向けた中小企業としてのAIの取り組み方の話となり、
10~12ホール目では、松井社長・宇野室長が経営・運営するホテルを題材として、AI企画の取り組み方法や具体的なツールの紹介、
13~16ホール目では、AI計画の申請、補助金の活用と言った準備の進め方の説明があり、室長から社長に決裁申請をお願いする場面もありました。
17ホール目以降では、AI人材の育成、中小企業診断士に求められるAIプランナーとしての役割を説明いたしました。

途中、理解度の確認のため、チェック問題が18問、出題されました。パーフェクトで72(全てパー)、最低点で108(全てダブルボギー)となるように難易度が設定されていましたが、約半数の方のスコアが72~79、残りの半数の方が80~85との結果で、皆さん大変ご理解いただいたようです。

4月以降、小泉代表を中心に当研究会の中で構成や内容を議論して完成した講演内容であり、小泉代表自身、理論研修で寝てしまわないように!何とか印象に残るように!と「ゴルフの18ホールを回る設定」や「理解度のチェック問題」などの企画を行いました。皆様のスコアを見ると、効果はあったと思っております。
とは言え、後半は時間の関係で駆け足の説明となり、反省点は多いですが、無事に終わったことで、安どの気持ちです。