2020年10月17日にAIビジネス研究会主催の公開オンライン講座を開催し、52名の方が参加されました。
基調講演「アフターコロナの製造業AIトレンド」
最初の講演は鍋野敬一郎様(株式会社フロンティアワン代表取締役)より、アフターコロナの製造業AIトレンドと題し、アフターコロナにおける産業シフトとAIトレンドの変化を製造業を中心にエッジAIや基幹系のAIなど機械学習中心でお話しいただきました。
「データ駆動型DX」とは何か?大変興味深い講演でした。
事例や動画も含めた講演をいただき、チャットを使った闊達な質疑応答が行われました。
講演2「マーケティング x AIトレンド」
AIビジネス研究会代表である小泉さんから、「マーケティング×AIトレンド」と題し、マーケティング分野でのAI活用の現状と今後、さらに参加者向け事前アンケートの結果から読み取れるAIへの期待について講演いただきました。
AIを活用していくために、皆さまが「こうしたい!」という考えがアンケートから読み取れました。
講演3「クラウドサービスでAIここまでできる」
特定非営利活動法人ITC横浜副理事長であり、AIビジネス研究会会員でもある平鹿さんから、クラウドで出来るAIサービスについて講演いただきました。
いつも平易で分かりやすい平鹿さんの講演。AWS、Azure、Google Cloudそれぞれの特徴と、実際に使った場合の動きを紹介いただきました。
講演4「概念からの開発ではなく実用化ベースのAR」
AIビジネス研究会会員である山本さん(MCS研究所代表)から、AR(Augmented Reality/ 拡張現実感)技術活用の考え方と実例について紹介いただきました。
タブレットやヘッドマウントディスプレイを使って、リアルな世界に連動したバーチャル映像の活用は、まさにCPS(Cyber Physical Systems)の雰囲気満点です。
講演5「脳とAI」
最後はAIビジネス研究会会員である村松さん(大手メーカー研究者)の講演でした。
3時間の長丁場の最後であり、参加者の疲れも見えてきた(見えませんが)ところでありながら、好奇心を呼び起こされる内容でした。
「体の反応を脳が検知してから感情が生まれる」という理論があります。
この理論がNeuromarketing(ニューロマーケティング)に活用されています。実際にAIで作成したデザインの方が、人が作ったデザインよりも売上を伸ばしたとの事例もあるとのことでした。
今後、いくつかの講演内容について紹介する記事を掲載していきます。
文責:中嶋会員