【2022年9月定例会】キャリアチェインジ特集

2022年9月17日(土)14:00~17:00にAIビジネス研究会9月定例会をリモート開催しました。

講演1)画像生成AIとFakeNews

新海会員より、すでにサービス提供が開始されている画像生成AIについて、ご紹介いただきました。

画像生成AIとは、「文章を打ち込めば、その文章の内容にあった絵を描いてくれる」という8/31の小学生にとっては喉から手が出るほど欲しい技術です。テキストをNLPで分析し、エンコーダーで特徴量に変換。デコーダーを通して絵を生成するもので、すでにDALL・E2、Imagen、Parti、Midjourney、DreamStudioなど、様々なオープンソースや有料サービスが提供されています。最近では、検索時の単語入力と同様に、思い通りの絵を生成するために、どのような文章を書けばよいかをテーマとした「プロンプトエンジニアリング」が話題になっているようです。

一方で、このような技術がFake動画のベースとなっていることもあり、聴講者からの質疑応答では、Fake動画の検知技術や対策方法、著作権の問題等も話題に上がりました。

講演2) 私のキャリア再構築!転職活動体験記

依田会員が本人が体験した転職活動と人事部門の経験を合わせて、最近の転職事情について、お話しいただきました。

転職活動は大きく2つに分けられ、キャリアアドバイザーによるエージェント方式とスカウトによるダイレクトリクルーティング方式があるとのこと。

エージェント方式では、キャリアアドバイザの相談を受けられるのですが、転職先は自分で主体的に探す必要があり、転職の意思が固い人向けだそうです。

一方、ダイレクトリクルーティング方式では、多くの企業からスカウトが来ることもあり、転職の意思が固い人には返って情報の選別が大変になるようで、まだ転職を深く考えていない人に向いているようです。

転職サイトでは、エージェントの他にも、アンケートに回答することで、マッチングを提供する機能もあり、転職者をサポートする技術は充実度を増しているようです。しかし、転職はやはり相談できる人が少なく、孤独になりがちですので、その点は覚悟しておいた方が良いようです。

講演の中でも、中小企業診断士の資格をキャリアで活かしたい、という話もありました。中小企業診断士も含めたキャリア形成について40分の演習を行いました。企業を退職後、独立診断士として活動を始めるにあたり、理想の働き方や必要となる技術などを抽出・具体化し、AIビジネス研究会を通して構築していく方法などを議論しました。

文責:野網会員