2023年2月18日(土)14:00~17:00にAIビジネス研究会2月定例会をリモート開催しました。
講演1)CFO×AI
笠置会員より、CFO(最高財務責任者)の役割やCFOによるAIの活用方法について紹介いただきました。
CFOという役職名はよく目にしますが、実際の役割や目的についてはわかりづらい面もあります。今回、「CFOの役割や目的」「アメリカと比較した日本のCFOの役割の違い」など、具体的をあげながら紹介いただき、理解を深めることができました。
また、CFOの目的である「企業価値を高める」ことについても詳しく紹介いただきました。企業価値の内、特に無形資産に着目しこれを育てる必要があります。
次にCFO(組織)×AIについて現状を紹介いただきました。
特にAI(デジタル化)が進んでいるのは、主に業務としてルーチンワークが多いためRPAツールなどで自動化を進めている状況。これに加え、膨大なデータのAI分析により不正兆候の把握や意思決定の補助/AI監査による監査業務の効率化/M&A候補先の選定等への活用が期待されています。
AIが活用されることで人的リソースに余裕が生まれる。
この余裕を、無形資産である人材の育成に活かし、結果企業価値を上げることができる。
このことからAIは企業価値向上に最適なツールであることがわかりました。
講演2)2023年活動方針
ここ3ヶ月で急激に台頭したChatGPT。DX導入が進まなかった中小製造も、IoT/AIの進化により導入が進んでいく。これに対し士業の対応力が求められるが、今後AI知識などを「持つもの」と「持たざるもの」に二極化していくことが予想されます。
この背景から、当研究会の今後の方針について、小泉会員より以下紹介がありました。
・狙ったテーマのトレンドへ確実にキャッチアップする
・会員のアウトプット機会を増やし、スキル底上げを図る
・エコシステム強化し、ビジネスへの体制を整備する
具体的に以下を実施していきます。
Python1年生/ソーシャルデータサイエンス/アイデアソン/データで上達ゴルフ/中小製造業DX/AIサービス実践/パブリッシュ委員会
演習1)中小企業の勝ち残り
製造業が勝ち残るために経営者が注力すべき重要課題の洗い出し
→重要課題についてIoTやAIで解決できるかを4班に分かれ演習を行いました。
ChatGPTを活用して調査する班もおり、各班それぞれでアプローチを行いました。
演習2)Python演習2
1月より、新たな演習企画としてPython演習をスタートしておりますが、今回はその2回目でした。Python1年生(森巧尚著、翔泳社)をベースに、演習を通して理解を深めました。
文責:油井会員